「限界を超える」ということ

どうも、白黒灰脂です。

 

先月の話ですが、LIMITS世界大会終了しました。

東京に帰ってからは551の豚まんを食べて12時間爆睡してました。

 

自分にとって初めてのことばかりでなにから話せばいいのか分からなかったりしてますが、

 

予選からの三ヶ月間本当に楽しかった。

色々なアーティストと話させてもらいました。

僕みたいな駆け出しにも気さくに話してくれ、飯にも誘ってくれたり、アーティストだからこその深い話もしてくれた。

 

こんなこと普通に生活してるだけではまずないことすぎて

少し舞い上がってしまったかと後々後悔も。

 

元々はせかビー店長から教えてもらったことで知ったLIMITS、様々な見せ方で描くアーティストが20分で創り出すイラストに惹かれて参加したことから始まったこの三ヶ月。

 

大阪予選も東京予選も参加しました。デスクトップ引いて真っ赤なツナギで。

敗者復活戦も呼んでもらえて嬉しかった。

まったく呼んでもらえるとは思ってなかったのでとても光栄だった。

 

だから、自分でも「一回でもいいから本戦ステージに立てればいいな」と思って練習してはいた。

いままで馬鹿にしてきた人を見返すつもりで描いてきた。

 

でも全然足りなかった。何一つ足りなかった。

場数や経歴やセンスももちろんだけども、それだけのせいにしたら恥ずかしいほどに。

 

本戦出場の方々ともお話させてもらいましたが、そもそもの絵に対する欲のステージが自分と遥かに違っていて、それに見合う苦悩と努力あるからそこにいたのだと気付かされた。

敗者復活一回戦で負けた時も「くそぅ負けた」という悔しさより、

「負けたでも楽しかった」という楽しさより、なによりも情けなかった。

 

とても楽しくて、でもすぐに終わって、それが自分の弱さのせいでと思うと泣けてきた。

敗者復活戦を盛り上げてくれた応援団長は控え室で言ってくれた。

 

「忘れ物は忘れたとこにしか取りに行けないからな」

 

心に刺さりました。いくら言い訳しても、いくら泣いても、最終的に自分で取りに行かないと自分はどこにも行けない気がした。

だから、また来年もLIMITS参加しようと思います。

 

いまでは本戦ステージに立つなんて出来ないし自分でもまだまだ足りないと知っているけども「執念で参加する」のでなく「執念で勝ちに行く」つもりで。

 

忘れ物を取りに大阪にまた帰ります。

 

最後にLIMITS実行委員の方々、関わった全ての方々。わざわざ見に来て会いに来てくれた方々、ポスターをお店で張り出してくれたり、応援して送り出してくれた方々、LIMITSで話してくれた全参加アーティストの方々、本当にお疲れ様でした

 

そして、ありがとうございました!